CNETの記事にビル・ゲイツ、64ビット版ソフトのサポートを呼びかけと題して64ビット化への見通しの記事が載っています。
シアトル発--Microsoft会長のBill Gatesによると、デスクトップにおける64ビットコンピューティングへのシフトが間近に迫っているという。
Advanced Micro Devices製のプロセッサは来年末までにほぼ全て64ビットとなり、またその頃出荷されるIntelチップの大半も64ビット対応となるだろう、とGatesは語った。
64ビットマシンでテラバイトのメモリー空間が自由に使えるようになると、アプリケーションの動作環境も一変します。
ストレージ→メモリー→CPUの順でテラバイト化が進んで来ることで、何が起こるのかというと、従来ストレージを占めていた動画コンテンツや大容量のデータベースが、入出力という動作を意識することなくアプリケーションの中に侵入を始め、その結果、インターフェイスはもちろんアプリケーション自体が動画ベースになって、更に、進化したデータベースである様々な知識データベース(これを専門に供給する会社が現れる)をアプリケーションが内包してこれを駆使した、今までには全くないタイプのアプリケーションが出現すると考えています。
具体的にはどんなアプリケーションかは、今の段階では申し上げにくいのですが、こういったアプリケーションの開発環境も激変すると思われます。
今までの開発環境を、例えて言えば、劇場用の映画の制作現場とすれば、新しい開発環境は、生番組中心でその中で多用される情報映像の制作現場と言えます。一からシナリオを考えて制作していくのではなく、膨大な量の情報映像の上に、それを利用しながら、新しい映像を積み上げて行くと言ったイメージです。
更に、これに通信のテラバイト化が加わると、以上のアプリケーションはすべてASP化され、開発環境までもがASPを利用するようになると思います。逆にASP化しないと開発できない状況に変わっていくのではないでしょうか。 KAI